楽しかった一時帰国。
気分新たにまた韓国生活を頑張ろうと胸に誓った帰りの便で突然歯の詰め物が外れました。
歯の詰め物を愛と金が錯綜する物語です・・・(大袈裟)
チューイングキャンディーにはご注意を
歯の詰め物が取れる時って大体、ハイチューとかミルキーとか噛み噛みする系のお菓子絡んでる説ですよね。
そんな私もまんまと、義両親からのニュージーランド土産のシュガーレスキャンディー(ブルーベリー味)にやられました。
飛行機の揺れに、ものともしない4歳の娘と一緒に飴を舐めていたところ、全然小さくならないキャンディー。
ふとした勢いで口から出てしまった銀色のソレは、私の歯に先ほどまで確かに収まっていた詰め物だったのです。
着陸直後の騒ぎ
仁川空港に到着し、シートベルト着用サインが消えた後。
誰しもが降りる準備をする為に立ち上がります。
私は呆然と銀色のソレを見つめ、娘に口の中を見てもらうと
「歯がなぁ〜い」
とニヤニヤしながら言われました。
楽しかった一時帰国。
私の胃袋に収まった数々の美味しい食べ物が頭をよぎります。
この歯があと2日早く外れてくれれば日本で治せたのに・・・・
なぜこのタイミング。
歯医者へgo!
帰国当日は韓国の祝日のため、翌日の平日に旦那と娘と共に歯医者へ。
旦那に聞いても、予約なんか必要いらない。飛び込みで大丈夫と言われたので、とりあえず昔外れた詰め物をつけてもらったことのある歯医者へ。
9:30オープンで9:40頃到着。
以前来た時はスカスカだったのに、その日は激混み。
10分ほど待っていたのですが、これ呼ばれるまでにきっと1時間以上かかるし、そんなに娘も私も待てない!と判断して別の歯医者へ。
ネイバーマップでは10時オープンと書いてあるのに、9:55に到着したその歯医者は明かりもついておらず、中に人も居ない様子・・・・
たまにあるネイバーの裏切りに憤りを感じつつビルの外へ出ると旦那が近くの歯医者に電話をかけ始めた。
最初から電話をかけてから行けばよかったのに・・・・
喉仏まで出そうだったその言葉を飲み込んで、自分一人で歯医者にも行けないなんてと突然海外生活の厳しさを目の当たりにして心砕ける。メンヘラ化する私。
電話をかけても今日は無理と言われ、2件目に電話。
30分後ならと受け入れ先を発見!
家に帰るのも面倒なので近所のコーヒー屋さんで一杯してから向かうことに。
(その入ったコーヒー屋でも定員に嫌味を言われハートブレイク。
日本にどこでもドア繋げてくれ!!!)
クラウンを授けよう
予約時間よりちょっと早めに着いた歯医者。
人が居ないのを見て旦那が突然受付の人に「娘の歯科検診もお願いします」と無茶振りしだす。
前回の娘の歯科検診は1年前。
確かにそろそろ必要な時期だ。
しかも、前回の検診で軽度の虫歯を発見している。
前回はレントゲン撮るだけでこの世の終わりかのような雄叫びをあげ、釣り上げた魚のように活きのいい反抗を見せた娘。
今年はどうなのだろうかと、不安材料がまた一つ増える。
すると私から診察室に呼ばれ、通訳として旦那と娘一家勢ぞろいで通される。
私の歯を見た先生は、簡単な質問をした後小型カメラで撮影し、私に見せてきた。
「詰め物がしてあったところに新しく虫歯ができてしまっているから、削って今まで詰めていたものでなく、クラウンをすることをお勧めします。料金については別のものが説明します〜」と退出。
受付のおばさんが料金の説明をしにきて、話を聞いたところ50万ウォン(約5万円)とのこと。
サクッとつけて貰えばいいやと思っていたらまさかの50万ウォン。
旦那が私の意見を聞くこともなく、「ちょっと考えるので今日はとりあえず帰ります」と言い放ちやがった。
嫁の歯に50万ウォン出せないと!?そこに愛はあるんか?
と私の中の女将さんが出現するも、すぐに娘の歯科検診。
うちのリトルモンスターは大丈夫かしら!と心配しつつも、5分もせずに待合室に戻ってきた。
どうやら私が診察を受けているのを見たが故に、自分がされていることも理解したのか、特に騒ぎもせずに大人しく受けたそう。
なんてジーニアスなの!去年の歯科検診が彼女だけでなく、私たち両親もトラウマになっていたので一安心。
とりあえずお会計して帰宅しました。
セカンドオンピニオンコンパニオン
歯医者を後にしてすぐ、旦那が朝イチで行った歯医者に電話をかけ、午後1番の予約を取り付けた。
娘の歯科検診が無事終わったことに安堵し、私の中の女将さんも沈静化していたので落ち着いて話を聞くと、韓国では歯医者によって治療方針が異なるから何件もハシゴするのが当たり前だそう。
韓国は健康保険に入っていても歯医者はカバーされず、高い治療費がかかるため歯医者選びは重要なんだと。
確かに50万ウォンを出すなら、他の選択肢もあるなら知っておきたい。
ネットで調べてみると、今入っているものを作り直すにしても30万ウォンはかかりそう。う〜ん。
日本で歯医者行っとけば良かった・・・後悔しかない。
とりあえず決戦は午後。ひとまずお昼ご飯を食す。
一件落着無事解決
午後イチにいくらお金がかかるのか気になりつつも”いざ歯医者!!!”
午前中に言われた価格よりも安く済むようだったらお願いしようと、30万ウォンで受けれる美容施術を脳内でシュミレーションしたり、30万ウォンで買えそうな欲しいものを考えたり、そわそわしつつも診察室へ。
取れたところは前回(1年半ほど前)と同じところ?
多分違うと思います。前回は下だったかな?
オケ。じゃあそのままはまりそうだから再度取れたものつけるね〜もしまた外れるようであればもう寿命だから作り替えようね!
ん?ドクター虫歯になってるとかの説明は??
と思いつつ、なんか大丈夫っぽかったのでそのままつけてもらいました。
お会計はなんと・・・・・
5,700w(約600円)
ふぁい!?午前中より桁が2つ減りました!!!!!
きっと午前中の先生は根本治療型の先生で、
午後の先生は対処療法の先生なんだろうなと自分の中で考察。
きっと虫歯になっていたのも嘘ではないと思うけども、治療の必要な虫歯と経過を見て削ったほうがいい虫歯と虫歯的にも色々あるだろうし、どの先生が正解ということはないんだな。。と。
とりあえず、学んだことは
韓国の歯医者セカンドオンピニオン大事!!!!
ということです。
皆様も韓国で高額な治療を提案された時にぜひ一度”検討します”って一度病院を後にしてみて下さい〜
長々としょうもない口内ネタをお読みいただきありがとうございました❤️